20Aug2020恋の奴のつかみかかりて~梓澤要『万葉恋づくし』万葉集に「家にある櫃(ひつ)に鉤(かぎ)さし蔵(おさ)めてし 恋の奴(やっこ)のつかみかかりて」という歌があるんですが、本当に恋って、ある日突然、問答無用でつかみかかってくるものですよね。梓澤要『万葉恋づくし』という本の感想を書きました。
01Mar2017気がつくと、いつも仕事のことを考えてしまっているあなたへ。本の紹介記事を書きました。今回のテーマは「マインドフルネス」。実践レポートもつけてみました。日々の仕事や働き方、フリーランスとしての将来、仕事と家庭の両立などにモヤモヤを感じている方、ぜひおたよりくださいあなたのお悩みに効く本の処方箋をご案内します。
22Aug2014慣れない土地での暮らしにとまどったときいつも、透き通った涼しげな声を聴かせてくれる鳥の名前が知りたくて、軒先に来ているところをそうっと観察する。頭は青くて、おなかが赤い。調べたら、「イソヒヨドリ」というのだそう。島ではスズメのようによく見られる鳥なんだとか。どうやら近くに巣があるようで、つがいで愉しげに鳴き交わす姿を...
08Feb2014自分が「ひとりぼっち」だと感じるとき優れた小説というのは、きまって、 「この作者はなぜわたしのことを知っているんだろう」 「これは自分のために書かれた物語だ」と思わせてくれる。 岩城けい『さようなら、オレンジ』もそんな作品。
19Jul2010今はもう会うことができない人に、もう一度会いたくなったとき大切な人を喪って悲しいとき、どうしてももう一度会いたくて胸が搔きむしられるようなとき、おすすめしたい本があります。長田弘「詩ふたつ」。