14Oct2021六条御息所なんかこわくない朗読者の飯島晶子さんが、源氏物語に取材し、朗読と能や声明、和楽器が融合した舞台を創るというお話を聞いて、拝見してまいりました。文字を読むだけ、お能の舞台を観るだけだと、古典はどうしても難しく感じられてしまいますが、この舞台は丁寧な解説があり、とてもわかりやすかったです。能の動き、...
15Aug2021「ぼんやり」と「出しっぱなし」が子どもの脳を育てる体力が有り余った子どもらと家で過ごす夏休みは、まさにサバイバル。窓ガラスは割れ、家じゅうの床にレゴブロックが散乱し、うっかり歩けばそのパーツを踏んで痛みに悶絶。おもちゃの剣や恐竜のフィギュアを握りしめ、常に見えない敵?を倒そうとあばれる子どもたちの戦闘に巻き込まれないよう、家の中...
27Jun2021「ワンオペ育児」から抜け出して、人生の主導権を取り戻す7つの方法「ワンオペ育児」を始めて、間もなく10年になる。夫が早朝に出勤して、深夜に帰宅するので、平日朝夕の家事や、保育園に通う子どもの送迎、食事の世話や入浴などの仕事を、私ひとりでこなさなければならない。下の子どもが5歳になり、自分でできることが増えた今でこそずいぶん楽になったが、子ども...
22Jun2021拝啓、20年前の私2年前、今はもうなくなってしまったメディアに書いた記事。ともだちが覚えていて「もう一度、読みたい」と言ってくれた。毎日、たくさんの記事が公開されては消えていく情報の洪水みたいな場所で、ほんの一瞬、光って消えた小さな記事をずっと覚えていて、元気が出るからまた読みたいと言ってくれた気...
21Jun2021夏への扉を開けて「(猫のピートは、家の中に11ある)ドアの、少なくともどれか一つが、夏に通じているという固い信念を持っていたのである」タイムトラベル小説の名作、ロバート・A・ハインライン『夏への扉』(ハヤカワ文庫)の一節。日本ではとても人気がある小説で、キャラメルボックスが舞台化しているし、山﨑...
19Jun2021「だいじょうぶ」の魔法「だいじょうぶ」ってよく言うんだね、と友達に言われた。そう言われてみれば、たしかに。家族にも、友達にも、仕事でも、私、一日中「だいじょうぶだよ」「だいじょうぶです」って言ってる。いつからだろう。昔は、不安が強い子どもだったから、人とかかわること全般がこわくて、ぜんぜんだいじょうぶ...
03Jun2021明日なんて来なければいいと思っているあなたへ小さいころ、声を出して話すことが苦手でした。伝えたい言葉が、頭のてっぺんからつま先までぎっしり詰まって、その海に溺れそうになって、息をするために文章を書きはじめて、気がついたら、書くことが世界とつながるための糸になっていた。そんな経験を、エッセイに書きました。
19May2021あなたの悲しみは、誰かとつながるためにある怒りの奥には、たびたび「悲しみちゃん」が隠れています。悲しみを伝えることは、相手を傷つけることではない。それは、誰かと手をつなぐことにつながるかもしれない。
30Apr2021新しい暮らしを始めるとき、知っていると豊かになれることリスト【地方移住や多拠点生活のために】どういう運命のめぐりあわせか、文字通り北海道から沖縄まで、日本中を転々とする人生を送ってきました。だから、わが家は家族全員、生まれた県が違います。2〜3年おき、短いと1年で転居するので、今回の引っ越しをするときから、もう次回の引っ越しを念頭に、荷造りや荷ほどきをします。そんな旅暮...
08Apr2021言の葉の庭で魔法つかいに写真を撮ってもらったら、世界のBPMが変わった話言の葉の庭で魔法つかいに写真を撮ってもらったら、ふしぎなことが起こりました。ずっと封印していた、なつかしくてあたらしい自分との再会。強くなったふりも、大人になったふりも、悲しくないふりもやめて、私は私のまま、笑ったり泣いたり歌ったり雨に濡れたりしたいと思ったのです。この数週間、感...
01Apr2021体とこころを、支えるごはんごはんをつくる。毎日、つくる。どんなに仕事が中途半端でも、原稿の締め切りがせまっていても、夕方になったら手を止めて、大いそぎで保育園に子どもを迎えに行く。 *「自分ひとりだったら、ごはんなんて作らなくていいのになあ」と思っているすべてのお母さんと、ひとり暮らしをはじめる子ども...
28Mar2021「今、ここ」にすべてがある〜「吾唯足知(われ、ただ足ることを知る)」花散らしの雨降る日曜日。お茶の稽古で、「炭手前」を習いました。あたらしいことを教わるときには、毎回とてもわくわくします。練香を入れる器、香合に「われ、ただ足ることを知る」というつくばい文の意匠が使われていて、今、ここにある豊かさを知ることって、とても大切だなあと思ったのです。