モチベーションゼロからのランニング

できれば、走りたくないなあ。

と、毎朝思うのである。

走ると、息が苦しい。足も疲れる。

だから、目が覚めて思考回路が動きはじめる前に、何も考えず自動的にランニング用の服に着替える。

実際に走るかどうかは、後から考えることにして、とりあえず外に出てしまう。

ランニング用のアプリを起動して、ワイヤレスイヤホンをつけて、できるだけアップテンポな、テンションが上がる音楽をかける。

近所の公園の、お気に入りのユリノキの下に行き、膝を曲げ伸ばしたり、アキレス腱を伸ばしたりする。

そのうちにだんだん「ここまできたら仕方がない。まあ、走るか」という気分になってくる。

散歩に毛の生えたようなスピードで、ゆっくり走りはじめる。


(つづきは↓)


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