たとえば1杯の、お茶を差し出すように。

息継ぎみたいだな、と思うことがある。

週末の、お茶の稽古。

ふだん、仕事に没頭し家族と向き合い、合間に大急ぎで最低限の家事をしていると、あっという間に1週間が過ぎていく。

特に、コロナ禍で家にいる時間が長くなってから、水族館のマグロみたいにぐるぐると、同じところを回り続けているような気がすることもある。

そんなときお茶の稽古に行くと、明るい水面に顔を出して、深く息を吸い込んだときみたいに、清々しい空気が自分の中に入ってくる。

(続きは↓)

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