第2話 自分を大切にできる方法をお茶室で発見した話
「先生、毎回お道具が変わるので、全然お点前を覚えられません!」と泣きごとを言う私を、先生はただにこにこしながら見ている。
「それでいいんですよ。お着物は、自分ひとりで着られるようになったら終わりだったでしょう? でもね、お茶の修行は一生続くの。終わりというものがないんですよ」
「ええっ? そ、そうなんですか? 先生も修行中ということですか?」
「そうよ、もちろん」
「先生、毎回お道具が変わるので、全然お点前を覚えられません!」と泣きごとを言う私を、先生はただにこにこしながら見ている。
「それでいいんですよ。お着物は、自分ひとりで着られるようになったら終わりだったでしょう? でもね、お茶の修行は一生続くの。終わりというものがないんですよ」
「ええっ? そ、そうなんですか? 先生も修行中ということですか?」
「そうよ、もちろん」
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