みちみちて 溢れるように
目に沁みるような青空。
引っ越しの片付けもだんだん目処がつき、うきうきと春のお稽古。
お弟子さんの中に、いつもすっと姿勢正しく着物を着こなしている若い板前さんがいて、今日は皆にお茶菓子を拵えてきてくださった。
鮮やかな黄緑色と淡い桜色、二色のきんとん。
黄緑の方は枝豆で、桜色の方は桜の塩漬けを刻んで色をつけたそう。
材料を寝かせたり、裏ごししたり、そぼろの形をつくったり、数日がかりで作ったとのこと。
何という贅沢。
そして今日のお稽古に居合わせた幸運!
口に入れると、上品な甘さ。
春の香りがいっぱいに広がって、至福のひととき。
午後は春探しのお散歩。
心おどる色彩の季節がはじまる。
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