ありふれた夕方

一日の仕事を終えて保育園にお迎えに行くと、先生方が「おかえりなさい」と笑顔で迎えてくださり、私の姿を見つけた次男が、仮面ライダー?のポーズを決めながら「おかーさーーん!」と抱きついてくる。


同じクラスのお友達と水槽の熱帯魚を観察し、息子の名前を覚えてくれたママたちと会話。


あたたかくてぺたぺたした小さい手を握って帰る途中、いつもの公園でブランコを漕いでいると、長男の小学校で一緒にボランティアをしているママに会う。


ちょっと話して、スーパーで買い物をして、店を出たら、今度は長男の友達がやってきて、みんなでチビを構ってくれる。


また遊んでね。ばいばい、と子どもたちに手を振って玄関に入るまでの30分間、数え切れないくらいたくさんの人が「こんにちは」「さようなら」と声をかけてくれたことに気づく。


次男の保育園が近くなり、歩いて送迎できるようになって、何だか送迎が楽しいなと思うようになったのはたぶん、距離だけの問題ではなくて、誰がが挨拶をしたり話しかけてくれる度に、少しずつ元気を分けてもらっているからなんだろう。


幸せなことだなあと思いながら野菜を切ったり煮たりして、そうこうするうち空手に行っていた長男が「ただいまー」と帰ってくるいつもの夕方。


今日もいちにち、家族みんなが無事で過ごせたことに感謝。


明日は私も、もらった元気を皆さんにお返しできるといいな。


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