掃除はアートだ!
主婦歴12年。「不都合な真実」に気づいてしまった。
ワタシ、ソウジ、ニガテカモ……
私、掃除、苦手かも!
思えば小学生のときから、机の引き出しの中がカオスだった。鉛筆にキーホルダー、その辺で拾ってきた石まで、何でもかんでも一緒くたに放り込むので、どこに何が入ってるのか自分でも分からない。「片づけなさい!」と母に叱られるたび、誕生日プレゼントが包まれていた綺麗な包装紙を混沌の上にそっとかぶせてカムフラージュ(?)していた。
就職してひとり暮らしを始めてからは、どうしても燃えるゴミの日を覚えられず、ベランダがゴミ袋でいっぱいになり、遊びに来た妹が目を丸くしていた。
結婚して主婦になり、私なりに努力して、床に落ちているものを拾い集めたり、掃除機をかけたりしてみるのだが、いくらがんばってもよそのお宅のように「すっきりと片づいた」状態にならない。
仕事と育児の両立が大変で掃除をする時間がないとか、片づけるそばから男の子2人が無限に散らかすから仕方がないとか、自分に言い訳をして生きてきたのだが、気づいたら毎日、「あれがない、これが見つからない」と家の中で失くし物を探すのに15分くらいは時間を使っている。
15分×30日×12ヶ月=90時間
つまり私は、家が片づいていないために、1年間で90時間もの貴重な時間を失っているのだ!
この損失が今後40年間継続すると、私はまるまる150日分、実に半年近い時間を「物探し」のために浪費して死ぬことになる。
このままではいけない。不都合な真実を直視しなければ。
週末の貴重な時間に、無言で(しかし小さいため息をつきながら)お風呂を洗ったり家のあちこちを片づけたりしてくれている夫に、私は意を決して告白した。
「あのさ……私、掃除、苦手かも」
(つづきは↓)
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