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2020.08.20 08:36

恋の奴のつかみかかりて~梓澤要『万葉恋づくし』

万葉集に

「家にある櫃(ひつ)に鉤(かぎ)さし蔵(おさ)めてし 恋の奴(やっこ)のつかみかかりて」

という歌があるんですが、本当に恋って、ある日突然、問答無用でつかみかかってくるものですよね。

梓澤要『万葉恋づくし』という本の感想を書きました。


恋の奴のつかみかかりて~梓澤要『万葉恋づくし』|髙橋実帆子|note

恋の奴のつかみかかりて~梓澤要『万葉恋づくし』|髙橋実帆子|note

人はなぜ恋をするのだろう。 生命を維持して、受け継いでいくだけのためならば、夜も眠れないほど誰かを想ったり、嫉妬で気も狂わんばかりになったり、天にも昇る気持ちになったり、この世の終わりみたいに絶望したりする必要は、まったくない。 恋をとりまくすべては、まったく不条理で、非効率で、不要不急だ。 それなのに。 有史以来、人類は恋をやめられない。 気軽に人と会うことが難しくなり、人と人が透明なアクリル板で隔てられ(20世紀のSF小説みたいだ)、オンラインで会話することが日常になってもなお、人は恋をする。 万…

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髙橋 三保子

髙橋 三保子

言編み人

  • 2017.03.01 23:00
    気がつくと、いつも仕事のことを考えてしまっているあなたへ。

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