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2020.11.08 09:15

激しさの奥にひそむ静謐~智美術館「継ぐ」展の樂茶碗

荒々しい外見の奥に、風のない湖面のような静けさがひそんでいたり。

穏やかで近づきやすい表情の裏側に、煮えたぎるマグマのような激しさがあったり。

物事の本質は、いつも見た目通りとはかぎらない。

激しさの奥にひそむ静謐~智美術館「継ぐ」展の樂茶碗|髙橋実帆子|note

薄暗い部屋の中に、スポットライトに照らされた茶碗がひとつ、黒々と浮かび上がっている。 でこぼこした形。ごつごつした表面。ひとつの茶碗の中に、黒や灰色、緑や赤、さまざまな色彩があって、目が離せなくなる。 茶碗にときめく日が来るなんて、数年前は夢にも思わなかった。 菊池寛実記念 智美術館 菊池寛実記念 智美術館は、東京虎ノ門の閑静な高台にたたずむ美術館。創立者で現代陶芸のコレクターだった菊池智の個性的な美意識 www.musee-tomo.or.jp 虎ノ門の菊池寛実記念 智美術館で開催されているコレクション展「継ぐ」を観る。 代々受け継がれ

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髙橋 三保子

言編み人

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